海外旅行で人気の高いフランス。
飛行機の移動時間でガイドブックの便利フレーズを丸覚えしたものの、現地で伝わらなかったなんてことはありませんか?
そう、フランス語は発音の難易度が高いのです。
今回はフランス語の発音を学習するのに便利なテキスト、「アテネ・フランセ フランス語の発音 POUR APPRENDRE A BIEN PRONONCER」についてご紹介します。
目次
フランス語の発音は難しい?
アルファベットを表記する言語の中で、フランス語は発音の難易度が高いと言われています。
その理由の一つが母音の数の多さです。
さらに語尾にくる子音を読まなかったり、読まないはずの子音がその後にくる単語によっては機能したりと、発音に関しては複雑なルールがあります。
フランス語を始める際に、最初に発音の決まり事をすっ飛ばすと後々苦労するので、心にとどめておきましょう。
発音をマスターするとリスニングが楽になる
ガイドブックや初心者用のテキストには読み方がカタカナで表記されているものがありますが、カタカタ発音で発音しても、相手がフランス人ならたいがい聞き返されます。
日本語の5つの母音に対し、フランス語は16個の母音があるので、カタカタ発音で通じないのも無理はありません。
母音は多いものの、発音に対応すするつづりが規則的なのがフランス語です。
つまり正しく発音しないと、フランス人の脳内では異なるつづりが構築されることになります。
裏を返せば、発音の規則をマスターすれば、話がスムーズに伝わるのはもちろん、リスニングがだいぶ楽になるはずです。
「アテネ・フランセ フランス語の発音 POUR APPRENDRE A BIEN PRONONCER 」
それではオススメのテキストについて簡単な紹介、学習方法の提案をしていきます。
CDがついているので、しっかり発音を聞いて学習しましょう。
48ページと実にコンパクトです。
下手な発音用のテキストと比べても、このページ数でしっかり中身がつまっています。
母音、鼻母音、半母音に子音とフランス語の発音の基本から、リズムグループやリエゾン、アンシェヌマンにエリジオンと要点が揃っているテキストです。
オススメの学習方法はシャドーイング
ページ数の少ないテキストなのでまずはさらっと読み切ってしまいましょう。
なんとなく発音の仕組みや規則が理解できてきたら、CDを使いながら学習してください。
聞くのも大事ですが、オススメは聴きながら自分も声に出して、追いかけていくシャドーイングです。
これは私にこのテキストを紹介してくれて、フランス語を教えてくれた友人が教えてくれました。
テキスト内の例や応用だけでなく、CD付きの別のテキストにも応用しましたが、検定試験のリスニングでかなり効果を発揮!
「発せないものは聞き取れないよ」と教わりましたが、まさにその通りでした。
日本最古のフランス語学校
著者はアテネ・フランセで長く講師を勤められた福井芳男さん。
監修はアテネ・フランセ第二代校長の松本悦治さんが担当されました。
アテネ・フランセは、1913年創立のお茶の水にある言語学校。
東京でフランス語を学ぶなら、アンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院)かアテネ・フランセかと言われるほどの学校です。
ちなみに筆者は短期ですがシャンソンコースを受けたことがあります。
「アテネ・フランセ フランス語の発音」で効果を実感した方、興味を持っていただけた方は、ぜひ学校の方もチェックしてみて下さいね。
福井芳男氏の関連作品
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フランス語入門のための入門テキスト
筆者はいくらか独学で学習したのちに出会ったテキストですが、これに出会って飛躍的にフランス語力が上がったと記憶しています。
どうせならもっと早く出会いたかった一冊です。
入門者からするといきなりがっつりな印象を受けるかもしれませんが、フランス語は入口が大変な言語とも言われています。
その中でも発音は結構重要性が高いので、しっかりマスターしておくのがオススメです。
特に将来フランス語会話を武器にしたいという方は、「アテネ・フランセ フランス語の発音」を一読してみてくださいね。
この記事を書いた人 tkCitrous(@tkCitrous) |