皆さんは、白石晃士監督をご存知ですか?
『貞子VS伽椰子』や『実写版 地獄少女』で話題を集めたホラー監督です。
暴力的な表現や【霊体ミミズ】と呼ばれる奇抜な霊の登場など、異才を放つ作品を次々と生み出し、人気を誇っています。
今回は、そんな白石晃士監督のオススメ作品を5つ紹介したいと思います。
『ノロイ』
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ドキュメンタリー映像作家の小林雅文の家が全焼し、妻の遺体が見つかり、小林本人は失踪。
小林氏はドキュメンタリー作品『ノロイ』を完成させたばかりで、あまりに衝撃的な内容であったため作品はお蔵入りとなっていたーーーというお話し。
白石監督が「これはノンフィクションの作品だ」と述べているほど、モキュメンタリーとして非常に完成されている話題の作品です。
わたしが1番最初に触れた白石晃士監督作品がまさにノロイでした。
2014年8月ニコ生ホラー百物語の白石晃士監督ウィークをやっていて、たまたまみた初見時の衝撃といったら!
「え、これ実話?作り物?どっち?」
「今まで知らなかったけど、こんな人がいて、こんな事件が起きてたのか・・・」
とまるで夢と現実の間を彷徨っているかのような不思議な雰囲気のまま、ラストを迎えます。
この物語がどのようなラストを迎えるのか、ぜひご自身の目で確かめてみてください。
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『カルト』
・オススメホラー映画
— 古賀のり夫=素粒子 (@6000_all) June 25, 2020
『カルト』白石晃士監督作品
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あびる優、岩佐真悠子はじめ登場人物の抜け感が、異才の霊能者のカリスマ性を引き立てている。最後まで視聴者を置き去りにするストーリー展開も◎。#ミスiD2021 pic.twitter.com/ap0Ct7J6KS
タレントのあびる優、岩佐真悠子、入来茉里の3人が心霊番組のレポーターを務めることになり、毎日の心霊現象に悩まされる母子の家に向かったものの、その家の悪霊は非常に強力で窮地に陥る。
そこに「NEO」と名乗る男がが現れる、というストーリー。
なんといっても、NEO様がめちゃくちゃにカッコいい!
このNEO様のためだけに観ても損はしないくらいです。
見た目はチャラチャラしていてまるでホストかのような印象を受けますが、持っている力はまさに本物!
非常に強い霊能力で立ち向かっていきます。
観終わる頃にはすっかりNEO様の虜になっていること間違いなしです。
本作はタイトル通り、心霊というよりはカルト集団との闘いを描いたものです。
いまだに続編も期待されるようなラストにも注目です。
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『オカルト』
『オカルト』
— グッドウォッチメンズ (@goodwatchmens) August 16, 2020
ある通り魔事件を発端として次々と起こる"奇跡"を目撃しながら予想だにしない着地をするフェイクドキュメンタリー
全体的にチープなのに異様な怖さが漂う
次第に江野の内面、厚かましさが露になり不穏さが増してくる怖さ
江野と白石監督の友情模様も微笑ましく思えてくる不思議#オカルト pic.twitter.com/fK862Tk5Bq
観光地、妙ヶ崎で男が無差別に観光客を襲う通り魔事件が発生、死者2名、重傷者1名を出す惨事となる。
犯人が身投げし行方不明になってから3年後、映像ディレクターの白石晃士は事件の唯一の生き残りである江野祥平に出会い、調査を進めていくうちに、「神の啓示を受けた」という江野の身の回りで起こる様々な奇跡に遭遇する、というストーリー。
白石晃士監督の武器であるモキュメンタリーもので、次に紹介する『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズや『殺人ワークショップ』にも繋がってきます。
作品と作品の世界が繋がるってワクワクしませんか?わたしはめちゃくちゃワクワクします。
そこを楽しめるのも、白石晃士監督作品の魅力のひとつです。
オカルトの江野のキャラクターがとてもリアルで、「ああ、こういう人いそうだなぁ」と思いつつ若干の嫌悪感すら抱きながらみているのですが、ストーリーが進むうちに江野の存在が自分の中で大きくなっていて最終的に忘れられないキャラクターの1人になっています。
『オカルト』をみたあなたは、きっと渋谷に行きたくなることでしょう。
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『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズ
戦慄怪奇ファイル コワすぎ!
— ネクロB@悲劇ノ終活 (@shimatan_187) January 29, 2019
ただのレンタルビデオ屋に良くあるB級ホラーと思ったら痛い目にあいますよ( ͡° ͜ʖ ͡°)
早く続きが観たいなぁ(*´-`) pic.twitter.com/rGDgdxxnXs
映像製作会社の工藤仁ディレクターとアシスタントの市川美穂、カメラマンの田代正嗣の3人で、投稿された心霊映像の取材をし、その中で様々な心霊現象に巻き込まれていく、というストーリー。
白石晃士監督の作品の中でも特に人気が高いシリーズではないでしょうか。
短期で暴力的な工藤Dと、その工藤についていく気の強さを持ったアシスタント市川のコンビがとても個性的で、回を増すごとにこの2人のことが好きになっていきます。
シリーズが進むごとに、工藤Dの出生の謎が明かされていくのですが、それがまた壮大な話でどんどん惹き込まれます。
はちゃめちゃにやっているようで、しっかりと伏線回収されていく丁寧さもあり、あなたもきっとコワすぎ!の魅力にハマること間違いなしです。
ちなみに、寺内康太郎監督のドラマ『心霊マスターテープ2〜念写〜』に、『限界戦慄ファイル ヤバすぎ!』のディレクター獅童仁平 、アシスタント市山果穂としても出演してます。
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『殺人ワークショップ』
『殺人ワークショップ』
— oosa (@xv08nx) March 12, 2018
🔹白石晃士監督
息苦しい。監督にとって、格好良く撮るとか、編集でどうにかしようとか、大して意味がないのだろう。苛烈な場に立ち入ってしまった人々を包む空気、生々しい反応を撮る事、それが全てであるかの様。その真剣さに慄えます。宇野祥平さんの存在感も強烈。 pic.twitter.com/tscbtRZJkg
常々、恋人からのDVに悩まされていたアキコの元に、ある日「殺人ワークショップ」の案内メールが届き、参加することにしたアキコ。
ワークショップには他に数名の参加者がおり、そこで講師である江野祥平から殺人のレクチャーを受けることになる、というストーリー。
元々はENBUゼミナールの映像俳優コースで講師を務めた白石晃士監督が中心になって制作した卒業作品であり、一般にも3回公開され、劇場公開を望む声が大きかったことから、30分程度の小品だったものを「完全版」として長編に再編集した作品です。
『オカルト』や『戦慄怪奇ファイルコワすぎ!最終章』にも出てくる江野翔平というキャラクターが、ワークショップの講師として出てきます。
「刺して抜く!刺して抜く!」
「解放やぁー!」
などの名セリフも産まれました。
それぞれがそれぞれの理由で殺したい相手がいて、いざその相手と向き合った時、人は様々な戦いをすることになります。
命とは、愛とは何か。
考えさせれる作品です。
北村早樹子さんの切なくも力強い声で歌われる主題歌『卵のエチュード』も必聴です。
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この記事を書いた人 鈴鳴うた猫(@itachicat) |