Plastic Treeの通算11枚目のアルバム『アンモナイト』をご紹介したいと思います。
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価格:6,412円 |
目次
アンモナイト全曲レビュー
失われていく記憶にいまさら触れたところでもう、幻。#ブルーバック from #アンモナイト by #PlasticTree pic.twitter.com/EcfInM5SPt
— Juda$$ Erureid0 (@Judass0524) October 19, 2020
『アンモナイト』は、初回限定盤、通常盤の2タイプが発売されました。
ヴォーカルの有村竜太朗さんが難病ギラン・バレー症候群を発症し、療養期間を経て回復後に完成されたアルバムです。
後半の3曲「さびしんぼう」、「〜作品「ammonite」〜」、「ブルーバック」は、有村竜太朗さんの退院後に完成した楽曲で、その中でも「さびしんぼう」は有村竜太朗さんの回復後に全面的に歌詞が書き換えられており、自身の闘病の経験が反映された楽曲となっています。
1. Thirteenth Friday
トップバッターを飾るにふさわしい、シューゲイザーサウンドが心地よい一曲です。
すべて英語の歌詞となっており、英語が苦手なわたしには詳しい歌詞の意味がいまだによくわかっていないですが、一般的に不吉とされる13日の金曜日をテーマにしたこの曲のもつ雰囲気がとても好きです。
静かで神秘的な歌声と曲調に、どこか優しく前向きな力を感じます。
2. ムーンライト――――。 (アンモナイト版)
セリフ口調のようなテンポの良い曲調から始まり、ノリのよい流れのまま力強いサビに入ります。
歌詞も共感性が高く、恋をしている人にはピッタリな一曲になっています。
「傷つくことが恐いから出来るだけ傷つけることはしません
まして個人的な感情論ぶつけるのなんてもってのほかで
ともすればプラスティック的関係といえちゃうふたりでしたが
それでも 愛おしいと想い こゝろに穴が空いたようです」
という歌詞に一瞬で心奪われました。
『アンモナイト』の中で1位2位を争うくらいに好きな曲です。
3. 退屈マシン
#nowplaying 退屈マシン – Plastic Tree / Ammonite pic.twitter.com/Lli8LeEXl1
— MiNT/丸菱眠人 (@_246M) February 28, 2017
Plastic Treeのギタリスト、ナカヤマアキラさんが作詞作曲したこの曲は、ギターの音がとても気持ちがいいです。
全体的に駆け抜けていくような感じが楽しい一曲です。
4. みらいいろ (アンモナイト版)
『遊☆戯☆王5D’s』第5期エンディングテーマとなった曲です。
非常に疾走感があり、歌っていてもテンションの上がる一曲です。サビの部分が特にお気に入り。
有村さんの澄んだ歌声がより一層ハマっています。
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価格:2,475円 |
5. 雪月花
Plastic Treeのドラム、佐藤ケンケンさんが初作詞しています。
初作詞と思えないくらいにとても良い歌詞です。
タイトルは冬の歌なのかなと感じますが、春夏秋冬と季節を巡るような歌詞になっており、有村さんの優しく綺麗な歌声で紡がれていく言葉に癒されます。
6. アイラヴュー・ソー
一転して、どことなく重厚感のあるロック調な一曲。
低く鳴り響くギターの音が心地よく、それに合わせて有村さんが低くかっこよく歌い上げます。
7. アリア
でも朝から聞いているのはPlasticTree!ammoniteではアリアが特に好きです。正くん曲大好き。今日は退屈マシンがいいかんじ pic.twitter.com/D64JeEXAWe
— K (@I_akadama) October 16, 2014
歌いだしがサビから始まり、とても聴きやすい一曲です。
歌詞は優しく繊細な感じなのですが、割と激しめのギターやドラムになっていて面白いです。
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Plastic Tree年末公演2019ゆくプラくるプラ ~海月リクエストまひるのうた編~ ~海月リクエストよなかのうた編~ [ Plastic Tree ] 価格:9,750円 |
8. デュエット
メロディーがとても好みです。
早口なところとの緩急があり、これまた歌っていてとても楽しい一曲です。
早口でなかなか歌うのが難しいですが、歌えたら気持ちいいこと間違いなし。
ラストでギター、ベース、ドラムが鳴り響くところも非常にカッコいい。
9. バンビ (アンモナイト版)
かわいらしくポップな印象を受ける曲ですが、実はこの曲は有村さんの亡きお父様へ宛てて記された一曲です。
それを知ると切なさを増して、より深みがでる曲になっていると思います。
10. さびしんぼう
さびしんぼう(一部) Plastic tree pic.twitter.com/ACRyBwdjZ4
— Ⅶ (@sssdpz) December 10, 2020
個人的に、『アンモナイト』でムーンライト――――。と1位2位を争うくらいに好きな曲です。
「燃えてく日々の灰が降る夢で
埋れてく僕はもう
見えなくなって、いなくなっても
心の形は残って欲しい」
という歌詞で泣いてしまうくらいに胸が締め付けられます。
アコースティックギターのみでの弾き語りで始まり、次第にドラムなどが入ってきます。
泣きたいときに必ず聴く曲かもしれません。
11. ~作品「ammonite」~
SEです。
水の泡がこぽこぽとはじける音と、静かに聞こえる楽器の音が優しく心地よいです。
12. ブルーバック
初回限定盤ではラストを飾るこの曲。
佐藤ケンケンさんが初作曲しています。
~作品「ammonite」~からの流れのまま、深い深い水の底に漂っているかのような雰囲気をまとっています。
曲の後半は激しめになり、一気に解放感があふれます。
13. spooky
この曲は通常盤のみに収録されている、いわゆるボーナストラックです。
わたしはDVDが付いてくる初回限定盤を買ったので、この曲が収録されていないのが残念。
「アンモナイト」感想まとめ
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全体的にPlastic Treeの持つ独特な浮遊感がとてもよく表れているアルバムになっていると思います。
Plastic Treeを聴いたことのない方でも聴きやすいアルバムだと思います。
この機会にぜひ一度聴いてみてください。
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この記事を書いた人 鈴鳴うた猫(@itachicat) |