以前、テレビを観ていて、耳についたBGMがありました。
英語だったのでアメリカかイギリスあたりのアーティストかと思い、サウンドハウンドで検索してみたら意外なことにシンガポールのミュージシャン。
それからシンガポールの音楽シーンが気になり調べてみたら、出るわ出るわの大豊作です。
あっという間に筆者はシンガポールの音楽シーンの虜になりました。
今回は、オススメしたいシンガポールのミュージシャンをご紹介します。
シンガポールの特徴と音楽シーン
アジアの音楽と聞くと、伝統音楽やエスニックなイメージを持つ方が多いでしょう。
シンガポールは中華系の民族が最も多く、ついでマレー系、インド系の民族が多くを占めています。
言語は、国語はマレー語ですが、公用語に英語、中国語、タミール語が加わり、異文化が融合した多様性のある国です。
これだけいろんな民族色があれば、民族音楽ももちろんあります。
しかし我々と同じように色んな音楽に触れているので、現在流行っている音楽の傾向も、日本や海外とそこまで違いはありません。
シンガポールので人気のオススメミュージシャン3選
シンガポールでも人気のあるミュージシャンの中から、筆者の心をとらえた3組をご紹介していきます。
個人的には民族音楽も好きなのですが、今回はポピュラーなもので絞りました。
どのアーティストも欧米顔負けのクオリティとハイセンスな音楽ばかりです。
解説云々よりも、まずは一緒にご紹介している動画をチェックしてください。
iNCH
過去にはロサンゼルスとニューヨークを拠点に活動していたこともある、シンガポールのシンガーソングライター。
元々はロックバンドのボーカルとして活動していましたが、のちにソロに転向しました。
アコースティックやオルタナ、エレクトロミュージックと、さまざまなジャンルを使いこなす幅の広いミュージシャンです。
この柔軟性こそ、多様性のあるシンガポールのミュージシャンならではじゃないでしょうか?
Youtubeをチェックしてみると、好奇心の塊のような豊かな音楽性を確かめられます。
Sobs
日本でも注目を集めている女性ボーカル3人組バンドです。
2017年にEP「Catflap」でデビューし、2018年には1stフルアルバム「Telltale Signs」をリリースしました。
翌年のジャパンツアーではチケットが完売するほどの人気ぶり。
90年代のインディーロックに影響を受けており、青春時代が90年代だった筆者にとってはドツボです。
UKサウンドやスウェディッシュポップを彷彿させるサウンドに、コケティッシュなセリーヌのボーカルが抜群の化学反応を起こしています。
SEZAIRI
冒頭に述べた、筆者がシンガポールのミュージックシーンにハマったきっかけになったSezairi。
偏見を持つつもりはないですが、この曲を聴いたときは、まさかアジアのアーティストとは思いませんでした。
ジャンルも幅広く、美声を堪能できるピアノの弾き語りから、アコギ片手に爽やかに歌ったりと、とても表情の豊かなアーティストです。
なんと言ってもハイレベルかつ美しい歌声に惚れこんでしまいます。
本当にかっこいい曲ばかりなので、気になった方は、他の曲もチェックして欲しいです。
3選では圧倒的に足りない良質な音楽の宝庫
もし興味を持っていただけたら他の曲だけでなく、他のアーティストもチェックしてみてください。
今回は比較的若い世代をご紹介しましたが、素晴らしい大御所のアーティストから、多彩なアーティストまでめじろ押しです。
英語だけでなく、マレー語や中国語、タミール語で歌う方など、言語もバラエティ豊か。
多様性に富んだシンガポールの音楽に、どっぷり浸かってみてくださいね。
この記事を書いた人 tkCitrous(@tkCitrous) |